ピンクリボン運動は、アメリカ合衆国で
乳がん啓発活動として 始められました。
シンボルであるピンクリボンは、アメリカの小さな町で、
乳がんで死亡した女性の母親が孫に同じ悲しみを
繰り返さないようにと手渡したものがピンクリボンであったことが発端とされています。
この行為が、この町の住人に広まり、草の根的な活動が世界中にに広まったとされています。
アメリカでは10月の第3金曜日を「ナショナルマンモグラフィデイ」と制定し国を挙げての乳がんの死を減らす運動が始まり多くの団体が、いろんな形でピンクリボン運動に取り組んでいます。
このような啓発活動によってアメリカ、ヨーロッパでは乳がんで亡くなる人は徐々に減少しているようです。
日本でのピンクリボン運動は2000年10月に日本最大の乳がん患者支援団体である「あけぼの会」が東京タワーをピンク色にライトアップしたことをきっかけに年々拡大しており、企業や市民団体が啓発活動を実施しています。
 
ピンクリボンは
 乳がんの早期発見・早期診断・早期治療
 の大切さを伝えるシンボルマークです。
 
  日本では、(約20人に1人の女性が乳がんにかかる可能性がある)乳がんに対しての関心が低いのが現状です。検診受診率も低く、気づいた時には発病しているということが多いのです。
乳がんは早期に発見すれば治癒率が高いがんであるにもかかわらず、死亡者数は増加傾向にあります。
乳がんは初期にはほとんど自覚症状がないため定期的な検診による「早期発見」が大切です。
乳がんは女性だけの問題ではなく大事な家族、パートナーと一緒に乳がんから、愛する人を守っていくことが大切です、是非定期的な(乳がん)検診を受けることをおすすめいたします。
藤吉乳腺クリニック 院長 藤吉健児